三宮と元町――神戸の中心エリアに住む人なら、どこからが三宮で、どこまでが元町なのか、一度は迷ったことがあるはず。そんな“永遠の議論”に、まさかの方法で決着がつきました。
先日開催された「三宮vs元町 大綱引き大会」。綱を引いて“街の境界”を決めるという前代未聞のイベントで、見事勝利したのは元町チーム。
その結果、「境界線」は京町筋に定められました。
(※あくまでイベント上の設定であり、町名が変わったわけではありません)
「ここから元町」「ここから三宮」が街に登場!
そして今回、その“勝負の証”として、京町筋にタペストリーが設置されました。そこには大きく「ここから元町」「ここから三宮」の文字。
それぞれ反対側の街灯に掲げられ、まるで“街の国境線”を宣言するようなインパクトです。
場所は、京町筋商店街を抜けてすぐの歩道沿い。
タペストリーの向こうに見える景色がどちらなのかで、自分がいま“どっち側の住民”なのかを確かめることができます。
境界線のある街、なんだかちょっと面白い
三宮センタープラザとさんプラザのあいだに伸びる京町筋。
北は生田新道から南は神戸市立博物館・オリエンタルホテル方面まで続くこの通りが、今回の“象徴的な境界”となりました。
観光で訪れる人にとっては、ちょっとしたフォトスポット。
地元の人にとっては、「あ、ここがあの綱引きの場所か!」と思わず笑みがこぼれる、ユーモラスで神戸らしいストリートアートになっています。
次の“第2回綱引き大会”に期待?
タペストリーを見上げながら、「来年は三宮が取り返す?」なんて声も。
街の人々が楽しみながら“境界”を語り合う――そんな神戸らしい光景が、この一枚の布に詰まっています。
次に三宮と元町を歩くときは、ぜひ立ち止まってこの“街のボーダーライン”を探してみてください。あなたはどちら側に立ちますか?
🗺 設置場所:京町筋(センタープラザ南側〜京町筋商店街付近)
📍 アクセス:JR・阪急「三宮駅」またはJR「元町駅」から徒歩約5分





