鵯越(ひよどりごえ)墓園にある鵯越大仏。大仏の表面がひび割れなどを起こして劣化も激しい状態でしたが、この度修復工事が行われ完了しました。修復前後の大仏の姿をご紹介しましょう。
昭和7年に建てられた鵯越大仏
鵯越大仏は、昭和7年(1932年)に建てられました。戦前からある大仏ですがその劣化のほどは激しいものが見るからにわかる状態でした。
修復前の大仏の写真からはその劣化ぶりがよく見て取れます。強い雨風が吹けばそのうち剥がれ落ちてくるかのようにも見える状態です。
そんな鵯越大仏ですが、2024年に入ってから修復作業に入ります。
こちらが修復期間の大仏の状況。大仏全体にカバーがかけられ中で修復作業が行われていたようです。修復を説明する看板には工事は6月末の予定と明記されていましたが、そのカバーが外されていたのを確認をできたのは9月に入ってからでした。
修復後の鵯越大仏
修復完了後の鵯越大仏です。大仏の表面はきれいになりひび割れはすべて修復されています。また台座もきれいになっているのが確認できます。
戦前から蓄積された劣化をすべて修復された大仏の姿はきれいな状態でした。
鵯越大仏がある場所は、展望台にもなっています。展望台からは神戸を一望でき遠くは大阪南港までを見渡せます。
鵯越大仏 (鵯越墓園)
神戸市北区山田町下谷上字中一里山
神戸市営バス65系統、阪急バス150・158系統「鵯越駅前」停留所下車 徒歩約10分