夕暮れの神戸港から、クルーズ客船・飛鳥Ⅲが静かに出港しました。真新しい白い船体、見送る人々の仕草、後進しながら港を離れていく所作まで。写真とともに、神戸らしい“旅立ちの時間”をたどります。
夕暮れの港で感じる飛鳥Ⅲの存在感
黄昏時の神戸港。空と海の色がゆっくりと移ろう時間帯に、飛鳥Ⅲの白い船体が静かに浮かび上がります。まだ新しさを感じさせるその姿は、不思議と港の景色によくなじんでいました。神戸港に似合う船、そんな言葉が自然と浮かんできます。
岸壁近くで感じる出港前の静かな緊張感
少し距離を縮めて見ると、巨大な船体の曲線や細部がはっきりと伝わってきます。係留索が張られ、出港の時を待つ船。乗船客への出航前のアナウンスが港に立つこちら側にも聞こえ、これから始まる航海の気配が静かに漂っていました。
離岸の瞬間からデッキに広がる光景
ゆっくりと岸壁を離れる瞬間。デッキには多くの人影が並び、見送りの人たちに向かって手を振る姿が見えます。言葉を交わさなくても、港と船のあいだには確かな想いのやり取りが感じられました。この距離感こそが、出港シーンの美しさなのかもしれません。
神戸港を後にしていく姿も美しく
出発準備が整ってから前進して港の外へとゆっくりと遠ざかっていく飛鳥Ⅲ。近くで見ると大きな船体ですが、そこには派手さではなく、静かな美しさだけが残っていました。
出港は一瞬の出来事ですが、夕暮れの神戸港では、その余韻が長く続きます。
今回の写真で切り取ったのは、旅立ちそのものというよりも、港が静かに送り出す時間でした。







