神戸市東灘区・魚崎。灘の酒蔵が息づく町の小さな公園に、郷土の横綱をたたえる石碑がひっそりと立っています。名は「大木戸森右衛門 生誕之碑」。大正期に大坂相撲で横綱となった名力士の足跡を、散歩がてら辿ってみませんか。
神戸出身の名力士・大木戸森右衛門とは
明治から大正にかけて活躍し、大正2年(1913)に第23代横綱へと昇進した大木戸森右衛門。東京と大坂で相撲組織が分かれていた時代、大坂相撲から横綱に認定された稀有な存在として知られます。短い在位ながらも地元・神戸出身の横綱として語り継がれてきました。
当時の相撲界の制度や事情を映し出す大木戸の歩みは、神戸の相撲史を語るうえでも重要な一章。郷土から横綱が生まれたという事実が、地域の誇りとして今も静かに受け継がれています。
魚崎「五百池公園」に残る生誕碑を訪ねる
石碑が建つのは、阪神「魚崎」駅から徒歩約6分の「五百池公園」。園内(入口付近)に「生誕之碑」が配され、周辺には旧街道の石標や道路元標など、地域の歴史を伝える遺構も集められています。
公園名は漢字の読みが土地の歴史を物語ります。一般には「五百池公園」と記され、地元では「いおち(いおじ)公園」と呼ぶことも。酒造文化が息づく魚崎の散歩コースに、相撲ゆかりの地があります。
アクセス&基本情報
名称:五百池公園(大木戸森右衛門 生誕之碑)
住所:神戸市東灘区魚崎南町3丁目22-4 付近
最寄り:阪神本線「魚崎」駅 徒歩約6分





