神戸・北野にある一般非公開の洋館で、茶藝師による台湾茶席を体験しました。
薬膳セミナーと台湾茶席がセットになったこのイベントでは、前半に薬膳の基礎を学び、後半に台湾茶を味わいます。
静けさの中で始まる、台湾茶席体験
テーブルの上には、台湾茶席ならではの茶器が整然と並びます。
湯を沸かす音、茶葉に湯を含ませる所作、その一つひとつがゆったりとした時間を生み出し、自然と背筋が伸びるような感覚に。会話を控え、ただ静かにその様子を眺める時間は、日常から少し離れた贅沢なひとときでした。
茶器が並ぶテーブル、穏やかな空気に包まれて
台湾茶を淹れてくださったのは、茶藝師の資格を持つ土浦美智さん。
並べられた茶器を見ているだけでもシノワズリな雰囲気が感じられます。
この日いただいたのは、台湾の高山茶として知られる「大禹嶺(だいうりょう)」。急須は使わず、最初に注ぐお湯は茶葉を洗うためのものとして流します。
飲用するのは二煎目から。丁寧な工程を経て淹れられたお茶は、やさしい香りとともに、ほのかな甘みとしなやかな口当たりが印象的でした。
香りを楽しむ器、味を楽しむ器
茶席では、香りを味わうための器と、実際にお茶をいただくための器を使い分けます。器を移し替える所作も、台湾茶席の見どころのひとつ。
美しく、無駄のない動きは、茶藝師ならではの技なのだそうです。視覚、香り、味覚が重なり合い、五感で楽しむお茶の時間が流れていきます。
舞台は一般非公開のレトロな洋館
会場となったのは、北野にある神戸華僑總會として使われている洋館。
通常は立ち入ることのできない建物で、歴史ある建築と台湾茶を同時に味わえる貴重な機会でもありました。窓から差し込む柔らかな光と、洋館の佇まいが、茶席の雰囲気をより一層引き立ててくれます。










